Wednesday, September 12, 2007

ネットワークエンジニア

いまや当たり前となったインターネットですが、その仕組みは意外と知られていません。

自宅やオフィスでパソコンとインターネットは使うけれど、
自分では、LANを設定したり、ルーターの設定がわからないという人も多いはず。

そんな社会のインフラを支えているのが、ネットワークエンジニアの仕事です。

ネットワークエンジニアとは、企業の社内LANシステムの構築、サーバーの運用・保守、ネットワークの設計・構築、セキュリティ対策など、その仕事の幅は広く、現在最も需要の多い職種の1つです。

元々、ネットワークエンジニアが不足しているのは、国内のブロードバンドの急激な普及にあります。以前は、ダイアルアップ、ISDNというナローバンドのために、家庭や社内でインターネットを利用する人が少なかったために、そのネットワークやサーバーの運用や保守にもそれほど、人は必要がありませんでした。

しかし、現在では、恒久的に不足しています。
一説によると、東京都内だけでも3万人のネットワークエンジニアが不足しているといわれています。


【ネットワークエンジニアの不足への課題】
ネットワークを支えている企業は、いわゆるシステム開発会社ではなく、ネットワーク運用・保守を事業内容とする会社です。 実際の仕事は、データセンター、ISP、大規模ネットワークの運用保守、また大手ポータルサイトの不正アクセスへの対処、アクセス集中時へ対処するための負荷分散などのサーバー構築や設計が仕事となります。

しかし、人材不足を解決する手立ては、「育成」しかなく、どの企業も必死に育成を始めています。 未経験からネットワークエンジニアになるためには、通常資格の取得を義務付けています。

未経験から、ネットワークエンジニア転職を成功させるために必要な資格は

CCNA
LPIC
MCP

の3つだといわれています。

CCNAとは、アメリカのシスコが認定している技術資格で、この資格を持っていると、TCP/IP、コマンド打ち、ネットワーク階層化モデル、スイッチ間通信、トラブルシューティングなどのことができるといわれています。
また、CCNAは、現在最も多くネットワーク関連の企業で推奨されている技術資格といえるでしょう。

次にLPIC(エルピックと読みます。)
CCNAがシスコなのに対して、LPICは、Linuxの認定資格です。
ITに詳しくない方は、Linuxというのは初めて聞くかも知れません。
Linuxというのは、Windows, MACなどのOSの1つですが、オープンソース(無料)で提供されているものなのです。


サーバーについては、Windowsよりも、Linuxが普及し始めているのが現状であり、マイクロソフトの認定資格であるMCPよりも、CCNAや、LPICのほうが重要視されているのが現実です。

CCNAについては、無料でCCNA資格を取得できる環境がありますので、
是非参考としてください。

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